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皮膚への細菌感染が原因で起きる皮膚炎のひとつです。皮膚の赤みや発疹、かゆみをひきおこします。皮膚のかゆみを起こすごく一般的な病気のひとつです。通常、抗菌薬の内服や注射、抗菌作用の強い薬浴シャンプーで治療を行います。かゆみがひどいときは一時的にステロイド剤(かゆみ止め)を使用することもあります。
ノミの寄生により皮膚がアレルギー反応をおこし、はげしいかゆみをもたらす皮膚炎です。基本的にステロイド剤(かゆみ止め)と抗菌薬で治療します。また、日ごろからのノミ予防が大変重要です。
皮膚にカビの仲間である皮膚糸状菌という菌が増えることで発症する皮膚炎です。体毛の脱毛、皮膚の発赤を起こすことがあります。一般的な抗菌薬のみでは治らないことが多く、抗真菌薬という薬が必要です。
専用の培地を使用して診断します。
遺伝的素因や環境中のアレルゲンが原因で、若い犬が発症する皮膚病。慢性的、再発性のかゆみを発症します。柴犬、トイプードル、ウエスティなどがよくかかります。内服薬による治療、シャンプーなどのスキンケア、療法食などで治療を行います。
内服薬として主にステロイド薬、免疫抑制薬などを使用しますが、オクラシチニブ(アポキル)という新しいお薬が発売されました。ステロイド特有の副作用がないお薬です。
また、スキンケアの分野ではいくつかの薬浴シャンプーを使用します。
残念ながらアトピー性皮膚炎は完治が望めない可能性がある皮膚炎です。いくつかのお薬と、スキンケアをうまく組み合わせ、発症しにくくするような日ごろからのケアが大切です。当院ではその子その子にあわせたお薬プラン、シャンプーのプラン、療法食プランを考案させていただきます。
特にアトピー性皮膚炎の子は「皮膚バリア」とよばれる皮膚の防御機構が弱くなっています。左のような薬浴シャンプーはこの「皮膚バリア」を改善させるはたらきをもっています。症状に応じて適切なシャンプーを選択する必要があります。
そして薬浴の効果が良好な場合は内服薬の量を減らすことができます。これはとてもうれしいことです。